コンポストで太古をおもう
気温が上がってきて糠床をかき混ぜることと段ボールコンポストをかき混ぜることが日課となっている。
段ボールコンポストは試行錯誤を繰り返し虫が出ないようになってきた。喜ばしいことだ。
3ヶ月ほど前にコンポストで出来た堆肥を庭に撒いたのだが、その辺りから野菜らしきものが芽を出した。写真はかぼちゃとおぼしきもの、そしてインゲン。
インゲンは収穫もした。たくさん採れた。
採れたてを茹でたので柔らかく美味しかった。まごうことなきインゲンだった。
買ってきた種で育てた野菜を食べるのとは違う新鮮なワクワクがあった。
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ある日庭の草むしりをしていた母が「アァタ(あなた)のゴミから芽が出てるよ!」と言うではないか。見ると「野菜」がでている。
以来ほったらかしだが野菜たちはスクスクと育った。ひょろひょろの小松菜も少量だが採って食べた。母はかぼちゃが収穫できることを心待ちにしている。できるかな?
お店の名前の由来でもある蔓豆つるまめ は大豆の野生種で縄文の人々も食べていたのだという。野生種だったつるまめ は縄文人に栽培され長い時を経て粒の大きい大豆になったらしい。最初の人がこれ食える、土に撒いたらまた生える、と発見したのだろうと思う。
土から植物が育つ。縄文の人も土ってすごいなぁと思ったのかな。
縄文好きなので無理やり結びつけて想いを馳せてみた。